週刊つりニュース99.04.23

トップ＞News Relearce＞フジノカップ

■フジノカップで大川会長が優勝　1999年4月11日（日）in道志川

　＝＝＝週刊つりニュース　1999年4月23日号＝＝＝

4月11日（日）、山梨県道志村を流れる道志川を舞台に、（株）フジナイロン主催による「第4回フジノカップ渓流大会」が行われた。今年は大会本部を久保地区にある道志小久保分校に設置。午前5時30分より受付45人がエントリー。前夜から降り続いた雨の影響で河川は増水し、濁りも強く、中止との声も聞かれたが、本部より上流部にある「道の駅どうし」周辺であれば可能と判断。午前7時～10時までの3時間、1回戦のみという条件で大会は開始された。＜岩下＞

悪天候下45人が参加
当日は雨、高水、濁りと悪条件が重なる中、各選手はは思い思いのポイントに散らばり、渓魚（ヤマメ主体にイワナ、アマゴ）を求めて熱戦が繰り広げられた。開始1時間ほどは濁りと流れてくる浮遊物に苦戦。雨が弱まり始め、多少際の水が澄み始めたころに流の緩い淀みを攻めている選手に型が出始めた。また、大会前に河川全域に漁協による放流が行われたこともあって、最大24cmのヤマメも上がった。エサはイクラにアタリがよく出ていたようだ。

優勝大川吉雄氏8尾
午前10時に協議終了。大会本部にて検量が行われた結果、道の駅どうしから下流2つ目の橋周辺に入った江戸川区の大川吉雄氏（63）＝もりたクラブ所属＝が8尾（530g、最大24cm含む）、小宅慎一氏8尾（530g、最大22.5cm）という僅差で大川氏がフジノカップを手中に収めた（一部既報）。
上位成績は次の通り。①大川吉雄（63）＝江戸川区8尾②小宅慎一（45）＝相模原8尾③小島靖義（35）＝横浜7尾④平原護（46）＝青梅7尾⑤中山洋之（29）＝入間5尾。大物賞＝戸ノ下慶一イワナ26cm（敬称略）。※同尾数は総重量及び最大魚で決定。
＜大川氏のコメント＞
「今回は悪天候で中止になるのではと諦めていたが、競技を行うとのことで下流部に放流点が多いとの情報を得ていたので『道の駅どうし』から下流2つ目の、橋左岸の深みの流のない淀みのカケアガリを狙った。初めはキジエサで攻めたがまったくアタリがなく、途中水が澄みはじめたのでイクラに切り替えた。第1投目で決めてとなる24cmのヤマメをキャッチ。その後ぼつぼつと拾い8尾を手中にできた」
タックルはロッド＝Ｄ社朝霧零6.1m、イト＝フジノナイロン「ターボⅡＨＧ渓流」0.25号通し、ハリ＝グラン半スレ1号使用。

（1999年4月23日号より全文抜粋）