つり人05.11.01

トップ＞News Relearce＞第21回鮎釣り大会

■第21回もりた鮎倶楽部　鮎釣り大会（個人戦）

　＝＝＝月刊つり人　2005年11月1日号＝＝＝

もりた鮎倶楽部主催鮎釣り大会　　9/4　栃木県・那珂川　主催・もりた鮎倶楽部
釣り人はいくつになってもより大きな魚を釣りたい、よりたくさん釣りたいという願望がある。ただし、年を重ねるといろいろ障害が出てくる。足立区の釣具店「釣工房もりた」が募った「もりた鮎倶楽部」のメンバーからは、そんな弱音など聞こえてこない。最高年齢はなんと75歳。さらに現役のトーナメンターがいるほどだ。
9月4日にもりた鮎倶楽部主催の鮎釣り大会が、那珂川の烏山大橋下で開催された。
毎年定期的に試合が行われ、若きアングラーからシニアまで真剣に試合を楽しんでいる。
面白いのは、年齢によってハンデがあることで、シニアアングラーは優遇されているが、ハンデに関係なくシニアアングラーがまだまだ上位を占めているという点。
大会当日は、前日の夕立で水位がやや高い。川を横切る参加者は、さすがに若手アングラーが多い。だが、後半戦、水位が下がってくると、シニアアングラーも果敢に攻める。お昼の休憩にひと休みするかと思いきや、夕方までみっちり釣りをする。参加者全員が本当にアユ好き。頭がさがるほどだ。
試合の結果は、山田信行さんが見事2005年の最終戦で初優勝を飾った。山田さんはもりたオリジナルの背バリ一体式のハナカン仕掛けの作者。当日もこの仕掛けで大会に臨んだという。もりた鮎倶楽部について訪ねると「みんなでワキアイアイ、いくつになってもアユが好き。これに尽きます」と山田さん。元気なもりた鮎倶楽部のメンバーの笑顔が、9月の那珂川の川面に映っていた。
●大会結果　　優勝　山田信行22尾　　2位　松原新午19尾　　3位　宮本英輔18尾

（2005年11月1日号P123より全文抜粋）